2015年2月24日火曜日

見える範囲が狭くなる緑内障

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緑内障とは

料宮内省とは、視神経が障害され位、徐々に見える範囲(視野)が狭くなる病気です。
初期には自覚症状が全くないことがほとんどです。病気の進行はゆっくりで、視野も徐々に狭くなることから、気が付いたときにはかなり進行していることもあります。

一度障害となった視神経は元に戻らず、放置すると失明に至る危険性もあることから、早期の治療が大切な病気です。

緑内障の種類

① 原発開放隅角緑内障

隅角(眼球内を循環する房水が最後に通るところ)は開いて広くなっているが、繊維柱帯が目詰まりを起こし、房水が十分に排出されないために眼圧が上昇し緑内障になるというものです。
眼圧が症状範囲を超えて上昇する、狭義の原発開放隅角緑内障と、眼圧が正常範囲内だが神経が障害される市場眼圧緑内障に分けられます。

② 原発閉塞角緑内障

隅角が狭いために房水が十分に排出されず、眼圧が上昇して緑内障になるというものです。
急性型と慢性型があり、急性型は急激に眼圧が上昇し、霧視、充血、眼痛、頭痛、吐き気などの症状を起こします。慢性型は徐々に眼圧が上昇し、自覚症状を伴わず視野がだんだんとかけていきます。

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③ 続発緑内障

緑内障以外の眼疾患、白内障や硝子体手術後、副腎皮質ホルモン(ステロイド)などの薬剤、全身疾患(糖尿病やアトピー)、外傷などが原因で二次的に眼圧が上昇し、視神経が障害され、緑内障になるものです。

④ 発達緑内障

先天的な隅角の以上により、眼圧が上昇して緑内障になるものです。

緑内障の治療

他の病気や外傷などが原因である「続発緑内障」の場合は、元の病気の治療が最優先です。
その他の緑内障の場合は、眼圧を低下させて視野障害の進行を防止・遅延させます。そのための方法として、薬物療法、レーザー療法、手術があります。

① 薬物療法

1種類の点眼薬から開始し、効果が不十分な場合は薬を変更したり追加したりします。
内服薬を服用することもあります。また点眼薬の種類によっていくつかの副作用を伴う場合があります。

② レーザー治療

房水の流出を促進するために、眼図まりを起こしている線維柱帯にレーザーを照射します。

③ 手術

①、②でも十分に眼圧が下がらない場合は房水の流出路を新たに作るための手術を行います。この方法は眼圧低下の効果はよいものの、低眼圧、脈絡膜剥離などの合併症を伴う場合があります。

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こちらにも緑内障情報「緑内障の症状と治療」(サイト名「自己解決のヒント」)